花見る人の植物記

日常、旅先で見た植物を載せています。

台湾花紀行 毛苦参 日本ではイソフジ

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イソフジ:Sophora tomentosa】

台湾南部の海岸徳のサンゴ岩が隆起している海岸地帯にオオハマボウやミズガンピなどが茂る中に白く目立つ莢をいっぱいつけて生えていました。黄色っ花が房になって咲くようですがこの時は花はなく実だけでした。台風時などはかなり潮をかぶるであろうと頃に生えており塩度障害には強そうですね。

ソフォラの仲間はこちらへ

 

 

台湾花紀行 Deeringia amaranthoides

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【ディーリンギア・アマラントイデス:Deeringia amaranthoides】
トキワギョリュウかモクマオウの仲間の樹木の枝の間から赤い小さな実のついた長い房が垂れ下がっていた。遠目に何だろうと思って近くで見たらツタ状で茂っていて色々なところから赤い実のついた房を垂れ下げていた。グリーンの状態ではあまり気にかけないが赤くなるとよく目立ちます。ヒユ科の植物でインドやフィリピンなどにも見ることができるようだ。

☆ノキシノブに似ています ハチジョウウラボシ☆

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【ハチジョウウラボシ:Lepisorus hachijoensis】

ノキシノブや特にヒメノキシノブに似ている。八丈島にはヒメノキシノブはないので除外できますが。先端が丸く葉柄が見られることでノキシノブと見分けることが出ることと、自生している場所が標高でも400m以上となっています。写真は八丈富士の上部の道沿いで写真に撮りました。

ノキシノブとの違いはこちらへ

 

 

☆野生株も綺麗 ミヤマシキミ☆

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【ミヤマシキミ:Skimmia japonica】

日本の山間部に見られる低木。葉がシキミに見えるところからついた名前ですがシキミとは科の違うミカン科の樹木です。八丈島では樹形の綺麗な雄木がありました。暮れになると輸入品の苗木が入荷してきますがそれ負けない樹形です。

ミヤマシキミの実はこちらへ

 

 

八丈富士の火口にはヤマグルマが茂ってる

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【ヤマグルマ:Trochodendron aralioides】

ヤマグルマは1科1属1種ヤマグルマのみので、日本にも自生している常緑樹です。常緑樹ですが耐寒力があるため標高の高いところにも自生しているそうです。初めて見たのは台湾でしたが、日本では八丈島で野生のヤマグルマが見れました。写真は八丈富士の火口内の一番加工部分に大小生えています。樹形と葉の質感が違うためか、上から見ると生えている様がよくわかります。

ヤマグルマの他の写真はこちらへ

 

 

ダイコン干し ここからたくあんにするそうです。

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八丈島のスーパー横でダイコンが干されていた。知っている方はどこの場所だかこの写真でわかるかもしれない。風通しの良い場所で、2週間でしんなり丁度よいかんじになるとのこと。ここから漬け込んでたくあんとなる。そういえば、この干した大根を見た夜にそのたくあんを食べたなぁ・・・ぽりぽり 歯ごたえとても良しです。

 

 

 
 

そろそろあの公園でも ネモフィラ

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ネモフィラ:Nemophila menziesii】

ひたちなか海浜公園でこのブルーの花が有名になりましたね。昔から知られていましたが、あの群生美を見たら見に行きたくなることでしょう(という私はまだいけていない)。少し遅い時期(11月頃)に種子をまいても東京近郊ならばしっかりと寒い中成長して株も丈夫に育ちます。花の小さな鉢ものとしてはもう2月から販売が始まっていますが、人気があるのでブルーのネモフィラはすぐに売り切れてしまいますね。